そのまま記載を信じても良い情報は、
・築年数
・土地面積
・構造
・現在の間取り
・現在の賃料
などです。
「疑って見るべき、そして自分で精査すべき情報」は、もう少し詳細に見ていきます。疑って見るべき、とだいぶと悪い言葉を使ってしまいましたが、複数の解釈が可能であったり、将来変化する可能性がある情報のため、精査が必要である情報と捉えて聞いて下さい。
ハイライト部分は念のため精査します ※クリックで拡大 |
・駅からの徒歩時間
これは区分物件・一棟物件ともに、念のため精査しておけると良いと思います。実際の記載ルールよりもかなり短い時間になっているケースが稀にあります。検証方法としては、GoogleMapやYahoo地図などで実際の距離や道のりを測ったり、自分で歩いてみること、です。特にYahoo地図では、高低差や往路と復路の時間の違いも出せますので、坂道の有無なども知ることが出来ると思います。
※実際のルールは、詳細は省きますが、80mを1分とする、とされています。
高低差を見ると41mとなっています ※クリックで拡大 |
・想定賃料
既に入居中の場合には、現賃料は間違いないと思いますが、新築の場合には想定賃料通りに決まるかどうか分からないため、ご自身にて賃料相場を精査することが必要です。
SUUMOやat homeなどの不動産ポータルで情報を見てみたり、REINSの情報を照会してみたり(賃貸履歴情報照会)、賃貸管理会社にヒアリングをしたり出来ると良いと思います。また、首都圏限定ですが『適正家賃.com』という賃料相場シミュレーターもかなりの精度の高さですので活用できるのでは、と思います。
・近隣施設情報
最寄りのコンビニやスーパーが増えたり減ったりは、それなりに高い確率で変化するものです。特に入居付けの際に重要な、大学や工場、病院の移転なども、ありえない話ではありませんので、要注意です。
対策ですが、入居付けの際に、特定の大学などの施設に依存している物件であれば、購入を控えたり、移転の可能性をネットで調べたりなどしてみると良いと思います。
・眺望
眺望も将来的には変化をしてしまう可能性があります。海やスカイツリーや富士山などの特別な眺望の物件については、眺望が変わっても価値がある物件かどうかを見極めて購入の判断をする必要があります。
・管理費/修繕積立金
これらは、現在の情報としては疑って見る必要はありません。ただ、将来的にどのような計画になっているかは事前把握の上、購入の判断を行って下さい。
資料に書いていない重要な情報については、ヒアリングをするしかないのですが、それらの情報については次回まとめます。
物件購入プロセス
①セミナーに参加して物件情報を貰う
②物件情報サイトで物件選び
③物件情報の中で疑って見るべき箇所とは?
④以降も順次、説明してまいります。
※本記事は、2020年3月時点での記事です。 本ブログでは、環境変化に対応するため全記事を定期的に更新しています。
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