2020年2月5日水曜日

用語集「三為業者(さんためぎょうしゃ)」

三為業者とは、物件を安く仕入れて、利益を乗せて転売を行うという手法をとる不動産の転売業者のことです。

三為業者(名前の由来)


安く仕入れて高く売ることは一般的なビジネス行為であり、何ら問題はありません。しかしながら、全てではありませんが、
・物件の取引に、三為業者が複数入り、複数社の利益が乗せられ、価格が相当高くなっていた。
・三為業者たちが、売り主と結託して販売価格調整等を行い、不正に融資を受けていた。
 などの問題が頻発していました。

2020年現在、悪質な三為業者はほぼいなくなった様子です。
2016年頃には下り坂がはじまったかと思いますが、それまでは多くの会社が業績を伸ばしていました。その理由としては、
・不動産の利回りが比較的高く、三為業者が間に入っても、不動産投資家側ではキャッシュフローが得られるため、買う側もわかって買っていた。
・三為業者(たち)は価格をコントロールしやすい立場にあり、金融機関の融資の内諾とセットで物件を販売しているケースが多く、不動産投資家側もそれに飛びついてしまった。

ということがあるのかと思います。

※本記事は、2020年2月時点での記事です。 本ブログでは、環境変化に対応するため全記事を定期的に更新しています。

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