2020年2月16日日曜日

手法解説 新築一棟投資(1)概要と収益モデル

新築一棟投資は、収益性については中古一棟投資に譲りますが、中古一棟投資のいくつかのリスクを無くせる手法でもあります。修繕等に時間やコストがほぼかからず、また、10-15年間収益をあげた後に中古として市場に出すことでキャッシュを確保することも可能です。

他の手法で得られる年金代わり、生命保険代わり、節税の効果も、やり方次第では得られ、新築一棟投資は中古一棟投資と並ぶ不動産投資手法の王道のひとつです。

◆新築一棟投資 手法概要
 投資規模 :7000万円~3億円
 投資エリア:日本全国 一定の賃貸需要のあるエリア
 期待利回り:6%~7%
 建物構造 :木造・鉄骨・RC等
 経費率  :10-15%
新築一棟木造アパート 2016年築当時撮影 ※クリックで拡大
◆新築一棟投資(木造) 標準モデルケース

 【条件設定】
  価格:1億2000万円 月額賃料:68万円
  利回り:6.8% 融資:1億2000万円/35年1.7%
  稼働率:95% 月額ランニングコスト10万円
  購入時諸費用600万円(5%程度)は購入時に現金で支払い。

 【モデルケースシミュレーション】
  年間収入:775万円
  (月額68万円 x 12か月 x 稼働率95%)
  年間支出:576万円
  (月額経費10万円 x 12か月 + 月額返済38万円 x 12か月)
  年間収益:プラス199万円

◆新築一棟投資に向いている人

 今すぐ不動産賃料収入・利益を確保したいと考えている方
 金融機関からある程度まとまったお金を借りることが出来る属性の方
 大きな借り入れに大きな抵抗がない方
 都心5区限定など、立地に関しての過度な制限を持たずに購入できる方
 修繕やメンテナンスに時間やコストを極力かけたくない方

新築木造アパートの洗練された室内 ※クリックで拡大

次回は、新築一棟投資のメリットとデメリット、購入時の注意ポイントを解説いたします。

※本記事は、2020年2月時点での記事です。 本ブログでは、環境変化に対応するため全記事を定期的に更新しています。

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