2020年2月11日火曜日

手法解説 中古一棟投資(1)概要と収益モデル

中古一棟投資は、今回取り上げている投資手法の中でもっとも収益性に優れ、また、他の手法でも得られる年金代わりや保険の代わりにもなり、節税などの目的を果たすことも出来る手法です。

将来を見据えて賃貸付けに困らない立地であること、老朽化が激しいなど修繕に不安(突然のキャッシュアウトが起こりえます)がない、などの条件が揃っていれば是非取り組むべき手法と言えます。

また、構造(木造・鉄骨・RC等)も様々ですので、それぞれの特徴も合わせて説明していきます。

◆中古一棟投資 手法概要
 投資規模 :2000万円~2億円
 投資エリア:日本全国 一定の賃貸需要のあるエリア
 期待利回り:7%~15%
 建物構造 :木造・鉄骨・RC・SRC等
 築年数  :5-40年
 経費率  :8-25%

1985年築のRC構造の一棟不動産 2019年撮影 ※クリックで拡大

◆中古一棟投資(RC造) 標準モデルケース

 【条件設定】
  価格:1億1000万円 月額賃料:105万円
  利回り:11.4% 融資:1億1000万円/22年1.7%
  稼働率:80% 月額ランニングコスト21万円
  購入時諸費用700万円(6%程度)は購入時に現金で支払い。

 【モデルケースシミュレーション】
  年間収入:1008万円
  (月額105万円 x 12か月 x 稼働率80%)
  年間支出:852万円
  (月額経費21万円 x 12か月 + 月額返済50万円 x 12か月)
  年間収益:プラス156万円

◆中古一棟投資に向いている人

 今すぐ不動産賃料収入・利益を確保したいと考えている方
 金融機関からある程度まとまったお金を借りることが出来る属性の方
 大きな借り入れに大きな抵抗がない方
 都心5区限定など、立地に関しての過度な制限を持たずに購入できる方

次回は、中古一棟投資のメリットとデメリットを解説いたします。

※本記事は、2020年2月時点での記事です。 本ブログでは、環境変化に対応するため全記事を定期的に更新しています。

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