2020年1月26日日曜日

不動産投資収益のモデルケース

不動産投資による収入・支出について簡単にモデルケースを作ってみました。こちらの数字を参考にして、不動産投資の各手法による収益の違いや、投資判断を行ってみて下さい。ゆくゆくは表組を作って早見表として使えるようにしたいと思っています。

◆モデルケース その1 中古ワンルームマンション

 【条件設定】
  価格:1800万円 月額賃料:9万円
  利回り:6.0% 融資:1800万円/30年1.9%
  稼働率:90% 月額ランニングコスト1.6万円
  購入時諸費用108万円(6%程度)は購入時に現金で支払い。

 【モデルケースシミュレーション】
  年間収入:97.2万円
  (月額9万円 x 12か月 x 稼働率90%)
  年間支出:98.4万円
  (月額経費1.6万円 x 12か月 + 月額返済6.6万円 x 12か月)
  年間収益:マイナス1.2万円

  ⇒収益という点ではマイナスが出てきますが、考え方次第では、毎月1000円の支出で、30年後には残債無しの物件が入手できます。また、団体信用保険に加入するため少し生命保険代わりにもなるというメリットがあります。また、別記事で詳細を説明しますが、減価償却をとることが出来るために、本業の所得税を圧縮するという節税効果も見込むことが出来ます。

◆モデルケース その2 中古一棟アパート

 【条件設定】
  価格:8000万円 月額賃料:50万円
  利回り:7.5% 融資:8000万円/30年1.9%
  稼働率:90% 月額ランニングコスト7万円
  購入時諸費用480万円(6%程度)は購入時に現金で支払い。

 【モデルケースシミュレーション】
  年間収入:540.0万円
  (月額50万円 x 12か月 x 稼働率90%)
  年間支出:434.4万円
  (月額経費7万円 x 12か月 + 月額返済29.2万円 x 12か月)
  年間収益:プラス105.4万円

  ⇒利回り7.5%で90%稼働してくると、年間で100万円をこえる収益を得ることが可能です。また、ワンルームマンションと同じく生命保険の代用にもなります。


デザイナーズアパート 室内写真


収益のモデルケースについては少しイメージをつけていただけたかなと思います。また、一見すると「その2中古一棟アパート」が良いようにも見えますが、かかる時間や融資を得るステップや、物件の規模に比例して大きくなるリスクなどもあるために、一概に後者が良いとは言い切れません。

※本記事は、2020年2月時点での記事です。 本ブログでは、環境変化に対応するため全記事を定期的に更新しています。

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