2020年1月26日日曜日

不動産投資手法の種類とそれぞれの目的

前回の「不動産とうしってそもそも?」でも記載した通り、不動産投資に興味をもったり取り組むことになるきっかけはいろいろあると思います。

ただ、誰かから貰った話を吟味・精査しながら検討をする前に、ご自身が不動産投資に取り組む目的を今一度整理する必要があります。

私が不動産投資に関して相談を受けた際には「先にご自身の目的を明確に」と必ずお伝えをしています。その最も大きな理由は、不動産投資とひとくちに言ってもさまざまな手法が存在し、目的にあわない手法を選択するとあとで大きく後悔することになるから。です。

参考まで、一般論ではありますが、不動産投資の目的と手法を簡単に整理しました。例外もたくさんありますが、総じての目的や特徴を記載しています。


手法 収益 個人
年金
生命
保険
節税 特徴
中古ワンルーム投資 中古ワンルームを購入し賃貸に出す。利回りは都内で6%程度。地方では10%超えも。500-2500万円が主。
新築ワンルーム投資 × 新築ワンルームを購入し賃貸に出す。利回りは都内で4%程度。地方では6%超えも。2000-3500万円が主。
中古一棟投資 アパートやマンションを一棟丸ごと購入。利回りは都内で7%。地方では10%超えも。2000万円-2億円が主。
新築一棟投資 アパートやマンションを一棟丸ごと購入/建築。利回りは都内で6%。地方では7%超えも。7000万円-3億円が主。


※表の見方
 収益:ここでは、すべての収入と支出を入れて収支がプラスになることを指します。
 個人年金:将来のための個人年金の代わりとなることを指します。
 生命保険:万が一の時に生命保険として作用することを指します。
 節税:本業の所得を圧縮することで、節税効果があるかどうかを指します。

 ◎:他の手法に比べて最も優れている箇所
 〇:ほとんどのケースで成立すること
 △:物件次第・やり方次第で成立すること
 ×:当該目的には向かないケースが多い

 本表の手法以外にも、私が取り組んでいるものでは、海外不動産・太陽光発電投資などがあり、また、空き家再生や民泊に至るまで不動産を活用した収益手法には限りはありませんが、メジャーなものという意味で上記4手法を取り上げさせて頂きました。

規模と収益を基に、マッピングをすると下図イメージのポジショニングとなります。
規模と収益性によるマッピング ※クリックで拡大

それぞれの手法についての詳細記事も、是非ご覧ください。
 新築ワンルーム 概要 メリット・デメリット
 中古ワンルーム 概要 メリット・デメリット
 新築一棟 概要 メリット・デメリット 企画一棟 建売一棟
 中古一棟 概要 メリット・デメリット 購入ポイント 構造の違い
 
※本記事は、2020年2月時点での記事です。 本ブログでは、環境変化に対応するため全記事を定期的に更新しています。

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